すみません。あくまでも個人の感想です。
石垣島にはたくさんの焼肉店があり、全てを回ったわけではありませんので順位はつけられませんが、自分がお邪魔したお店の中ではトップに踊りでた感が強すぎます。
お店の名は、「わたなべ」。
「えっ、前からあったじゃん」と思う人も多いと思いますが、しばらく休業し、3/31、新規リニューアルされたとのこと。
ご縁があって、二人でお邪魔させていただきました。
道をはさんで反対側は石垣市役所です。
実は、こちらのお店、2013年に取材でお邪魔していました。
石垣・美崎町に炭火焼き肉「わたなべ」-1頭買いで希少部位も
8年ぶりにお邪魔し、お店の名前はそのまま、ほかはすべてチェンジのようです。
8年前に取材した時の裏話として
「なんで『わたなべ』なんですか?」
「石垣では『やまもと』が焼肉店で一番の位置づけでしょ。だから日本によくある苗字4文字がいいと思って」
と店主さんは「わたなべ」でもなんでもないのにその名前にしたとのこと。
確かに、苗字4文字の高級料理店は多いような気が。
さて、今回「わたなべ」を仕切るオーナーはこの方。
名前はなんと「やまもと」さん(笑)
まじっすか! なんでよりによって「やまもと」。
「店名もやまもとにしようかと思ってたんですよ」と言っていたけど、不可能です(笑)
というわけで、「わたなべ」の「やまもと」さんにお世話になりました。
メニューは、なんとコース形式。そして、やまもとさん自らが焼いてくれる形。
焼き肉を焼いてくれるなんて韓国に行って以来です(30年以上前)。
コースはこちら。
「新生わたなべグランドオープン感謝コース」7,700円。4/1から消費税込みの価格ですね!
高いと思うでしょ。それがですね、これ、都会で食べたら2-3万はするコースなんです。
ちなみに、3,900円コースも用意し、さらには飲み放題を込みで5千円代で考えているとか。
今後は季節によってメニューも変わるし、日々試行錯誤しながらメニューをブラッシュアップしていくそうです。
この中で、「このメニューをおかわり!」というリクエストに関しては、柔軟に対応していただけるようです。
では、一つずつ紹介していきますね。
島野菜自家製ドレッシング和え
石垣島産の野菜をふんだんに使いつつ、日本全国の味をいいとこどりするスタイルです。
すべて、しっかりと説明をしてくださいますが、メモしたわけではないのでご容赦を。
こちらはトマトはしんざと農園のトマトということで、とても甘い。知る人ぞ知るトマトらしいです。
ゴーヤの漬物、ゆずに石垣のモリンガを入れた柚子胡椒
つけあわせですが、これだけでもいける。柚子胡椒はこのあと焼き肉と一緒にいただく。
石垣牛、焼きスキ"食べくらべ"サーロイン、上肩ロース
いきなり霜降りのすごい肉が!
全部やまもとさんが焼いてくださいます(混雑時はほかのスタッフの方になるかも)。いい感じの焼き加減で。焼き加減のリクエストもできます。
七輪も新調したばかりで第一号とか。
それで韓国唐辛子をいれたタレと溶き卵につけていただきました。
もう石垣牛の一口目が、「がーん」とショッキングな出来事が。
「これ、ほんとに焼き肉なの?」というか別次元の食べ物のように、溶けて口の中に消えていきます。
こういう衝撃は、ほんと久しぶりです。このやわらかさ、遠い記憶では旧空港近くの「石垣屋」で食べたロースの味に近いが、さらにやわらかい。
サーロイン、ロースとも、極上の体験ができました。これで帰ってもいいくらいです(笑)
島野菜なども口直しに。野菜じゃないあれはもしや…
石垣牛レバーのゴマ油モリンガ塩和え
自分は正直なところ、レバーはあまり好きではないのですが、今まで食べたレバーとはまったく違う、違う種類のような味でした。焼いたあとにさらにゴマ油をつけていただきます。
石垣牛2種盛り ミスジ、カルビ(肩ロース部位)、右は石垣産和牛 サガリの西京漬け
希少部位ばかりですね。「サガリ」は初耳です。
まさかの「西京漬け」でアレンジするとは!
すべてが一口一口かみしめるようにおいしく味わっていただきます。
石垣牛シマチュウ入り肉吸い(ユーグレナ麺)
肉吸い、知っている人は知っているようで。自分は初耳。大阪の千とせが有名なようですが、もうダシが濃厚。
そして、もちもちしたユーグレナの麺があう!
飲み干したらけっこうおなかが膨らんできました。
石垣牛 肉寿司(炙りウニ)
石垣牛の握りだけでもすごいのに、ウニが乗ってる!!
痛風の大敵ですが、寿命縮めても食べる価値ありです! (笑)
口の中にトロりと溶けて消えていきました…
さてさて、飲み物にもこだわりがあるようで、かなり珍しいお酒を取り寄せているそうです。
日本酒に詳しい方はわかるのでしょうが、私は石垣に来てからほとんど日本酒を口にしていないのですべて初耳。
↓一番右の「うすにごり」というのをいただきました。
山口県のお酒なんですね。ほんとうすく濁っている。おもしろいラベルデザイン。
少し味見させていただきましたが、いやぁ~カクテルのような爽やかさでした。
こんなお酒の数々を用意しているようで、わかる人にはわかるようです。まさかの石垣島で飲めるとは!
そして、合わせてデザートもいただく。
西表島産ジェラートの石垣島アセロラソース和え
これで口の中の石垣牛の油がきれいさっぱりとなくなりました。
幻の泡波も!
というわけで、いかがでしたでしょうか。
つい、感動のあまり、普段ろくなレポートをしないのですが、今回は力が入りました!
かなり勉強熱心なオーナーなので、常にメニューは変わっていくのでしょう。料理の方も東京からスペシャリストを呼び寄せたそうです。
たまには人生にサプライズが必要ですよね。
石垣島に住んでいる方は「ここぞ」という記念の日など、観光で来た方は極上の石垣牛を都会の半額以下の価格で味わってみてはいかがでしょうか。
Google の電話番号は現在間違えているようです。
新しい電話番号は、
0980-87-9579
です。基本予約してから行きましよう。
907-0012
沖縄県石垣市美崎町12-8 TOMOビル2F